UP 2007.12.3 HRY
箕面の森 自然観察
■日時:2007.11.30(金) 快晴
■集合:阪急箕面駅10:00
■参加:環境科24名

コース:Route Mapはここ

箕面駅→西江寺→瀧安寺→大滝→雲隣展望台→政の茶屋(ビジターセンター:昼食)→箕面川ダム→自然研究路・滝道→箕面駅

箕面の森は近郊にありながら、深山を思わす山なみ、渓谷、大滝に加えダムと、この時季、紅葉・黄葉を映しだしてくれる最高の自然のキャンパスになります。多くのハイカーとともに、紅葉真っ盛りの渓谷を歩き、滝上から錦に輝く山々を観賞、大自然の造形美を堪能しました。
1.滝道にて
本日のガイド役は箕面を裏庭としている白石さん。スパーガーデン前広場で本日の行程説明と諸注意のあと、混雑を避けて渓谷の左岸を大滝手前まで歩く。一目千本の坂道を上り、滝の上の車道へ出る。坂の途中や車道から眺めるイロハモミジの紅葉・黄葉は圧巻である。

ミーティング

多くのハイカーが紅葉の渓谷を歩く

一目千本の坂道
一目千本から見る紅葉と箕面大滝
2.展望台〜政の茶屋園地
車道のトンネルを抜けて、雲隣展望台への急坂を登る。落葉を踏み分け、階段を上がりきった展望台からは、眼下に大阪平野が光る。車道に合流して、つづら折りに下るとビジターセンターのある政の茶屋園地に着く。

大滝方面を振り返る

雲隣展望台へ紅葉のトンネルを上る

政の茶屋園地のビジターセンター
ビジターセンター
園地広場で昼食後、ビジターセンターの展示室を覗く。明治の森箕面国定公園の地形模型や植物や野生動物など生き物の標本が展示されている。大阪市近郊にありながら、およそ1,300種の植物と3,500種の昆虫、数多くの野鳥、哺乳動物、両生・爬虫類、魚類などが棲息する自然の宝庫である。滝を中心とした箕面の山々は、約1300年前、役行者が修験の場として開いたのが始まりであるとされ、日本最古の町石(塔婆)や八天の石蔵など豊かな文化財が残る。

センター広場で昼食

ビジターセンター展示室

箕面川ダム
4.自然研究路
ビジターセンターから自然研究路3号を登り、箕面川ダム堰堤へ。戻って、自然研究路2号を下り、百年橋へ降り立つ。落葉降り敷く自然林の研究路は、コナラ、リョウブ、ヒサカキ、アカガシ、ヤマザクラなどの常緑・落葉の混交林とスギ・ヒノキの植林地となっている。しかし修験道の道だけあって急峻な上り下りが険しい。

自然研究路3号を登る

落葉降り敷く研究路

急峻な階段が続く研究路2号
5.帰路
再び一目千本坂を下り、滝の下へ。観光客でごった返す橋の欄干から夕日の滝をながめつつ、渓谷の右岸を下る。修験道の本山、瀧安寺で解散する。お土産にと思ったもみじの天ぷらはどこも売り切れ、食べ歩き用の小袋を手に駅へ向かう。

大滝で

アオサギ
瀧安寺太鼓橋で集合写真

俳句 5句

紅葉なす修験の山のトレッキング      二三弥
杣道の落葉踏む音続きおり        
瀬の音の紅葉の中よりしてをりぬ     
冬滝の夕日にしぶき飛ばしけり      
落葉かき石階下にはきおろし       
みのる
俳句は鈴木さん、浅田さんより提供いただきました。                  文・写真 平山   
 
企画担当:白石 章

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