UP 2010.11.21
渦が森 環境の森 第5回活動報告
■日時:2010.11.19(金)
     10:30〜14:30 天気 晴
■場所:六甲 渦が森・環境の森
■活動:林内のネザサ伐採、樹木CO2吸収量測定
■メンバー:環境科27名
 環境科の社会貢献活動の一環と位置付けている六甲グリーンベルト「渦が森 環境の森」の整備活動を11月19日(金)に実施した。27名の参加であったが、環境科全体での取組みで、春に次ぐ2回目の活動である。前回の4月は雨の為に午前中のみの活動に終わったが、今回はうって変わって快晴に恵まれ、かなりのエリアのネザサが伐採出来た。
 前回同様、阪神御影と阪急岡本を基点にマイクロバスを活用して入山。作業は斜面に向かって調査域の中部を中心に上部と下部の3グループに分かれて開始。人海戦術の効果はみるみる発揮され午後2時には終了。伐採後の斜面に腰掛けながらお菓子を食して休息後近辺の里山管理状況を見学して終了した。
 前回4月の伐採後、1ケ月後に植生調査を行った所、調査域からコナラやアラカシの実生を発見したが、6カ月近く放置する間にネザサの生育速度に負けたのかコナラは発見出来なかった。今後ネザサの伐採時期を考える作業となったが、山全体の紅葉も進み、快晴のもとでの作業で大汗もかいたが気持ち良い疲れであった。今回はたわわに実をつけた柿の木2本を発見、多様性の一端を垣間見た一日となった。
 なお、今回散策道と入口の左に群生するスギの一群を測量、合計62本の二酸化炭素吸収量は16,867kg/年に相当し、1人当たりの年間CO2排出量:9600kgの1.7人分、また年間1人が吐き出すCO2の量は360kgなので、46.8人分に相当する。
これらの"CO2の見える化"については次回以降のテーマとしたい。

看板まで埋まるネザサ
上部

作業前

作業中

作業後
中央部

作業前

作業中

作業後
その他のエリア

フェンス回りの刈りとり

中央エリア 刈りとったネザサのまとめ

きれいになった中央下段エリア

森づくりのめざす方向:暗いネザサの森(左)から明るい落葉広葉樹の森へ(右)へ

新発見のカキノキ

ヤブコウジ(ヤブコウジ科)

キイチゴ(バラ科)

ツタ(ブドウ科)

タラノキ(ウコギ科)

中央 シンボルツリーの下で
文/飯盛、写真/飯盛・平山
企画 飯盛 秀穂 
環境の森トップに戻る         ◇環境科トップへ戻る 
inserted by FC2 system